ARTWORK

Snail girl 01

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紙にクレパス  430×375mm

カテゴリー: 洋画
タグ: [第16回みんなの美術展応募作品, カタツムリ, 自己認識, 内面性, 他者の視点, 強さ, 成長, ドローイング, スクラッチ]
本作は、陶芸作家である友人をテーマに制作した作品である。
自信のなさや不安を抱え、自らを「鈍いカタツムリ」だと語る彼女。
しかし私には、常に自分と向き合い、全力で人生の道を進み続ける強い存在として映っている。

1997年 中国・安徽省生まれ
2018年 中国中央美術学院 アニメーション専攻 卒業
2021年 京都精華大学大学院デザイン研究科ビジュアルデザイン領域 修了
2022年 「越後妻有 大地の芸術祭2022・枯木又プロジェクト」出品
他、個展・グループ展多数

 子どもの頃の純粋な創作衝動を出発点に、日常の中でふと立ち上がる感情の揺らぎや、他者との関係の中で生まれる微細な心の動きを主題として制作している。
 私が関心を寄せているのは、「何を描くか」よりも、「どのような視点で世界を見ているか」という態度そのものである。強い物語や明快なメッセージを提示するのではなく、見落とされがちな感情の断片や記憶の層を丁寧にすくい上げることを大切にしている。
 クレパスによるスクラッチやドローイングでは、塗り重ねと削りの行為を繰り返しながら、内面に潜む感情の層を可視化する。削ることで現れる色彩は、記憶の奥から立ち上がる光のようでもあり、時間の痕跡でもある。
 他者を見つめることは、同時に自己を見つめ返す行為でもある。作品はその往還の中で揺れ動く心の状態を留める装置であり、静かで持続的なまなざしの記録である。

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