ARTWORK

奪うことで守るもの

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素材 ミクストメディア

カテゴリー: 彫刻
本作は、防護柵を破り、畑のサツマイモを掘り返すイノシシの姿を描いた立体造形作品である。
私たち人間にとって、作物を荒らす彼らは「害獣」と呼ばれる。しかしそれは、人間が都合よく引いた境界線の内側に彼らが入ってきたからにすぎない。イノシシにとっては、ただ生きるために土を掘り返しているだけなのだ。
私はこの害獣問題の本質に向き合うため、自ら狩猟免許を取得した。
狩猟には常に賛否両論がつきまとう。「命を奪うのは残酷だ」という声もある。しかし現代において、狩猟はこうした人間と野生動物の衝突を減らし、地域の生活や環境を守るために必要な仕組みでもある。
「守るために、命を奪う」という割り切れない矛盾。
元は自然の一部であったはずの命が、人間の都合で「害」と定義され、そして人間の手で奪われていく。野生の圧倒的な生命力を目の当たりにしながら、私たちはこの残酷な現実とどう向き合うべきなのか。単なる被害の訴えではなく、命を奪う側の葛藤も含めた「生と死の境界線」を、本作を通して問いかけたい。

香川県在住
高松工芸高校 美術科出身
動物の作品を制作
狩猟をしてます
インスタやってます▶@ri061979

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