ARTWORK

記憶のテーブル

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F30、布、アクリル

カテゴリー: 洋画
タグ: [第16回みんなの美術展応募作品]
本作品は、既製のキャンバスではなく、市販の布地に目止めを施した支持体を用いて制作した。制作の過程では、さらに異なる布素材を貼り重ね、その上からアクリル絵具で描画することで、絵画とコラージュが交差する画面を構成している。

モチーフには、机の上に置かれた地球儀、黒電話、瓶などの日常的な物を用いた。これらの対象をそのまま写し取るのではなく、形や位置関係を再構成しながら画面上に配置することで、現実の空間とは異なる視覚的なリズムを生み出している。

布の質感や柄、色彩の重なりによって生まれる断片的な要素と、描かれたモチーフが画面上で交差することで、日常に存在する身近な物が新しい関係性の中で立ち現れることを試みた。絵画の平面性と素材の物質感の両方を意識しながら、日常の風景を再構成することを目指した作品である。

現在、通信制大学の油画専攻に在籍し、主に油彩を中心とした作品制作に取り組んでいます。
人物や日常の断片をモチーフに、見る人の感情や記憶に触れるような表現を意識しながら制作しています。身近な風景や人物の中にある感情の揺らぎや空気感をすくい取り、絵画として再構成することに関心があります。

また、絵画制作だけでなく、グラフィックデザインやデジタル表現にも取り組んでおり、異なる表現分野を横断しながら、自分なりのビジュアル表現を模索しています。将来的には、絵画とデザイン双方の経験を生かしながら、人の心を動かす視覚表現を生み出していきたいと考えています。

今回の公募展を通して、多くの作家の作品や表現に触れ、自身の制作をさらに深めていければと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

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