NEWS: ニュース・お知らせ

第4回みんなの美術展の表彰作品が決定しました。

第4回公募展みんなの美術展に作品をご応募いただいた作家の皆さんありがとうございました。
今回の応募作品の総数は68点でしたのでみなーと大賞の該当作品無しという結果も想定しましたが、作品総数が少なかったにも拘らず、バーチャル画廊のキュレーターのほとんどの皆さんが選考されるという優れた作品があり、大賞該当作品としました。
一方で、みなーと注目作品賞、みなーと特別賞につきましては、各1点の選考結果となりました。
表彰作品の選考に当たっては、前回第3回みんなの美術展と同様にバーチャル画廊のオーナーであるキュレーターの皆さんの選考作品から、より多くのキュレーターに選考された作品について閲覧者の皆様の“いいね”評価も参考にさせていただきながら順に表彰作品とする方式を採りました。
また、洋画部門と日本画部門とを合わせ平面作品部門、彫刻部門と工芸部門を合わせて立体作品部門とし、以下のようにみなーと大賞1点、みなーと注目作品賞1点を決定いたしました。
みなーと特別賞は特別賛助会員皆さんの審査により作品を決定しました。

みなーと大賞

大久保のカラス

作者:シュチエン

コメント:獰猛な猛禽類(ハヤブサ?)と賢いカラスの争いの様子であろうが、全体像は描かれていない。カラスはハヤブサの大きな足の上に止まり、ハヤブサの爪から血が滴っている。美しい色合いと緊張感、観る者の想像をかき立てる不思議な絵だ。


みなーと注目作品賞(1作品)

<<4000 セル DX の界廻誕生

作者:悠アンヌ

コメント:圧倒的な色彩とワクワクする模様のパーツが集団となって押し寄せる迫力と増殖する魅力、圧迫感からふっと解放される抜け空間の扱いも素晴らしい。巨大な生き物の細胞のようにも見え、観賞者に物語を発想させる引力がある。


みなーと特別賞(1作品)

Why Smoke

作者:栗崎颯樹

コメント:煙草を噛みしめた口元と涙。作者の想いは、精巧な描写によって表現されている。煙草の表現がやや残念であるが、モノクロ画なのに色を感じる。新型コロナウイルスに緊張を強いられる状況下では一層複雑な気持ちにさせられる作品である。


総評および今後の活動展開のご紹介

みんなの美術展の活動は年3回開催を目標として進めておりますが、2月1日から2年時の活動に入り3月31日まで第4回公募展の募集を行ってまいりました。
昨年末から中国に於いて感染の広がりを見せていた新型コロナウイルスの日本での感染の始まりの時期と公募の時期が重なったことにも影響されたのか今回の応募点数は67点と最も少ない結果となりました。
あらためて、みんなの美術展に応募いただいた作家の皆様に御礼申し上げます。
嬉しいことに継続して出品していただいている作家の方が増えて来ておりますが、マイページやアーカイブスを活用していただきながら今後とも継続して出品いただくことを願っております。
みんなの美術館は、バーチャル美術展であるからこそ作家の皆さんにとっても閲覧者の皆さんにとっても3密(密閉、密集、密接)の回避につながることから、皆様のご支援をいただきながら認知活動を進め、より多くの作家の皆様の作品発表の場として活用していただくよう努力してまいりたいと考えております。

また、バーチャルギャラリーで選考、紹介された作品に関しましては、賛助会員、閲覧者など関係者から購入希望のある作品もありますので、作者の皆様へは個別に作品販売の可否をお伺いする場合があります。その際には対応をよろしくお願い致します。
なお、キュレーターは現在6名の方に参加いただいておりますが、キュレーターとしてみんなの美術展の活動に参加いただける方を募集しています。キュレーターとしてバーチャル画廊のオーナーを希望される方は振るって応募いただきますようお願いします。

次回の公募展は、6月1日~7月31日が応募期間です。
新型コロナウイルスによる各種公募展の中止や美術館の休館など美術を取り巻く状況は想定を超える厳しいものとなっておりますが、バーチャル美術館であるみんなの美術館はこの様な時にこそ、新型コロナウイルスの影響による様々な制約の中で窮屈な生活を余儀なくされている作家や閲覧者の皆様がお互いにエールを送り合えるよう次のような第5回公募展のテーマを設定いたしました。

第5回公募展みんなの美術展 テーマ 「芸術でエールを、芸術のエールを!」

多くの作家の方々のご応募と多くの皆様のご支援を期待しております。


一般社団法人アマチュア芸術館
代表理事 矢島虎雄

 

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