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第9回みんなの美術展の表彰作品が決定しました

第9回公募展みんなの美術展に作品をご応募いただいた作家の皆さんありがとうございました。
今回の公募期間は新型コロナウイルス感染が減少傾向となり落ち着きを見せた時期ではありましたが、残念ながらその傾向に反比例した結果となり、応募総数は100作品という結果となりました。
応募作品数は前回に比べ減少しましたが、今回もバラエティーに富んだ素晴らしい作品を拝見することができました。応募いただいた作家の皆様には改めて御礼申し上げます。
表彰作品の選考に当たっては、従来通り“みんなの美術展”と同様にバーチャル画廊のオーナーであるキュレーターの皆さんの選考作品から、より多くのキュレーターに選考された作品について閲覧者の皆様の“いいね”評価も参考にさせていただきながら順に表彰作品とする方式を採りました。
前回展終了後に1名のキュレーターが引退されましたので、6名のキュレーターの皆様によるキュレーションとなりました。

<受賞作品の発表>
今回ほどキュレーターの皆さんそれぞれの心を捉えた作品が異なったことはありませんでしたので、表彰作品の選考には困難を極めました。
その結果として、みなーと大賞の該当作品無しという残念な結果となりました。
また、みなーと注目作品賞には3作品を選考し、みなーと特別賞は特別賛助会員皆さんの審査により2作品を決定しました。


みなーと大賞

   該当作品はありません


みなーと注目作品賞(3作品)

平面作品部門

夜空の花火をラップに包んで

作者:勝伸子/Nobuko Katsu

コメント:大きなものを小さなもので包む、というコンセプト、アイデア自体が優れている。暗い中に鉱石のような輝きを放っており、ポリラップでこれだけの複雑な表現ができるとは見事です。

平面作品部門

海の中のピース

作者:柳生千裕

コメント:海の中のものと色彩を上手に分解し再構築したことで、カラフルなだけではなく、確立した世界観があり、また宝探しのような楽しさも表現され素晴らしい。

平面作品部門

思春期

作者:ふう花

コメント:思春期の複雑な心情が、背景の柘榴と人物の目元の溢れ出る表現、そして色彩からよく表れています。


みなーと特別賞(2作品)

平面作品部門

REVERSE:Ⅳ

作者:ニシグチ サク

コメント:黒頭巾の少女に手前から忍び寄る得体の知れない複数の手。後ろからは魔物が忍び寄る。構想力と秀逸な描写力があり、想像力を駆り立てる作品となっている。

平面作品部門

Thinkin’ bout you.

作者:ShinyaOgiwara

コメント:実態と映された”姿”が孤独感を助長しながらも、スケートボードにスタイリッシュに描かれています。目を惹く作品です。また、この作者の一連の作品もオリジナリティーに溢れており楽しい。


総評および今後の活動展開のご紹介

今回のみんなの美術展は、8月1日~9月30日を期間として公募を行いました。
新型コロナウイルス感染が減少傾向となり落ち着きを見せた時期ではありましたが、残念ながら前回の応募作品数を下回る応募結果でした。
その中でも新規作家やネット公募展らしいユニークな作品の応募が眼につきました。
その結果、バラエティーに富んだ作品を鑑賞いただくことができております。
コロナウイルスの感染状況は再び上昇傾向にあるこの頃ですが、コロナウイルスの感染状況にも増して懸念される事項として、ロシアのウクライナ侵攻の影響による経済の不安定、物価高があり、皆さんの生活にも影響を与え始めていると思います。
このような困難な時代からこそ、心に栄養が必要です。
まさに、芸術は心の栄養であり、この様な時にこそ必要不可欠なものです。
どのような環境においてもこのみんなの美術展が多くの皆様のお役に立てるよう引き続き活動を継続して行く予定です。
作家の皆さん、閲覧者の皆さんにも、より魅力的なWebサイトとして行きたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願い致します。


次回開催日程:
次回は、第10回の節目の公募展になりますので記念展として開催すべく予定しております。
第10回公募展みんなの美術展は2023年2月1日~3月31日までを応募期間として開催を予定ですが、詳細は後日本Webサイト上でお知らせいたします。
より多くの皆様の作品ご応募、閲覧を期待しております。

お願い:
以前よりお知らせしておりますが、バーチャルギャラリーで紹介された作品に関しましては、賛助会員、閲覧者など関係者から購入希望のある作品もありますので、作者の皆様へは個別に作品販売の可否をお伺いする場合があります。その際には対応をよろしくお願い致します。
また、キュレーターは6名の方に参加いただいておりますが、キュレーターとしてみんなの美術展の活動に参加いただける方を引き続き募集しています。キュレーターとしてバーチャル画廊のオーナーを希望される方は振るって応募いただきますようお願いします。
多くの作家の方々のご応募と多くの皆様のご支援を引き続き期待しております。


2022年11月28日
一般社団法人アマチュア芸術館
代表理事 矢島虎雄

 

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