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第6回みんなの美術展の表彰作品が決定しました。

第6回公募展みんなの美術展に作品をご応募いただいた作家の皆さんありがとうございました。
今回の応募作品の総数は95点でした。コロナ下での厳しい生活を余儀なくされている方々の心を癒し、また安らぎが感じられる素晴らしい作品が目立ちました。
あらためて感謝致します。
表彰作品の選考に当たっては、従来通り“みんなの美術展”と同様にバーチャル画廊のオーナーであるキュレーターの皆さんの選考作品から、より多くのキュレーターに選考された作品について閲覧者の皆様の“いいね”評価も参考にさせていただきながら順に表彰作品とする方式を採りました。
今回はキュレーターの皆さんそれぞれの心を捉えた作品が異なっており、選考に苦慮しましたが、その結果、みなーと大賞1作品、みなーと注目作品賞3作品を選考しました。
また、みなーと特別賞は特別賛助会員皆さんの審査により2作品を決定しました。

みなーと大賞

平面作品部門

作者:すがさわたけと

コメント:不気味な静寂、生活感の感じられない校舎の廊下、この絵のどこに夢があるのだろうか、作者の見た夢とはいったいどのような夢であったのか興味が尽きない。 一方で、この絵は観る者それぞれの過ぎ去った少年時代の出来事を思い起こさせる不思議な力も持った作品である。


みなーと注目作品賞(3作品)

平面作品部門

ワタシの一週間

作者:坂本美穂

コメント:何層にも縦横に織りなす色彩のリズム、作者の制作に懸けるエネルギーが、観る者に大きなインパクトを与える 。 一方でキャラクターや自画像かと、様々に見える日常の題材が、ほのぼのとした柔らかい雰囲気も醸し出している。

立体作品部門

荊(Ibara)

作者:アトリエフェール

コメント:紙を彩色、加工してそれらを組合せ立体化し額装するという複雑な技法(アンカードルモン)を駆使した作品で、不思議に惹かれてしまい、中を覗きたくなる。 色彩とそのトーンや立体感がより作品を引き立たせており、アンカードルモンという脇役の技法が主役になっている。

平面作品部門

甘い夢

作者:カツツレイイ

コメント:夢の中の出来事は連続性が無く、睡眠時間の間いつ見たものかもわからない。この作品は、まだ現実と夢の境を行ったり来たりしているような、ふわふわとした浮遊感を感じさせる。 難しい題材であるが、彩とりどりの夢模様の暖かく甘い感覚が見事に表現されている。


みなーと特別賞(2作品)

立体作品部門

牡丹

作者:チカ坊

コメント:四季を題材とした4点の漆芸組作品の1点であり、牡丹を卵殻と蒔絵で抽象的に表現し、それが波のうねりのようにも見え初夏の訪れを感じさせる。 色を多用せず最小限に抑えたことで卵殻の白さが際立って美しく、素材の持つ風合いを見事に使いこなしている。組作品の他の3点も同様に素晴らしい。

平面作品部門

作者:平松依里子

コメント:美しい空、海の輝き、人影はなくても光や風の声、音楽も聞こえるようで、暮らしの活気が伝わってくる。 夏の港、沸き上がる雲、昼時の情景を巧みに画面にまとめており、気持が良い。この作者の他の作品もそれぞれに趣があり良い作品である。


総評および今後の活動展開のご紹介

今回のみんなの美術展は、2月1日~3月31日を期間として公募を行いました。
期間中、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令されるなど、予断を許さない状況が続きましたが、バーチャル美術館であるみんなの美術館はこの様な時にこそ必要な活動であると実感しております。
作家の皆さん、閲覧者の皆さんに、より魅力的なWebサイトとして行きたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願い致します。


次回開催日程:
次回、第7回公募展みんなの美術展は既にご案内しております通り2021年8月1日~9月30日までを応募期間として開催致します。
なお、以前よりお知らせしておりますが、バーチャルギャラリーで紹介された作品に関しましては、賛助会員、閲覧者など関係者から購入希望のある作品もありますので、作者の皆様へは個別に作品販売の可否をお伺いする場合があります。その際には対応をよろしくお願い致します。
また、キュレーターは現在6名の方に参加いただいておりますが、キュレーターとしてみんなの美術展の活動に参加いただける方を引き続き募集しています。キュレーターとしてバーチャル画廊のオーナーを希望される方は振るって応募いただきますようお願いします。
多くの作家の方々のご応募と多くの皆様のご支援を引き続き期待しております。

2021年5月26日
一般社団法人アマチュア芸術館
代表理事 矢島虎雄

 

第7回公募展みんなの美術展のご案内

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