ARTWORK

貝合わせ

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縦4㎝、横6㎝、高さ2.5㎝(貝殻一つあたり)
ハマグリの貝殻、水彩絵の具


カテゴリー: 工芸
タグ: [第1回みんなの美術展応募作品]
平安時代の貴族の遊び「貝合わせ」を作ってみました。スーパーで売っていたハマグリが、いにしえの雅な遊びに変身しました。

ハマグリの貝殻で「貝合わせ」を製作しています。「貝合わせ」は、平安時代の貴族の遊びで、たくさん並べた貝殻の模様を見て、対になるものを当てるゲームです。一対の貝殻の中身には、同じ絵や字など、対であることを示す装飾が施されます。現代でも、高価な工芸品として一対が飾られているものは見かけることがありますが、私は、飾るための「貝合わせ」ではなく、実際にゲームを体験できるようなものをと思って作り始めました。魚市場で売っている生のハマグリやハマグリ料理レストランから譲り受けた貝殻を使って、身近な材料で作っています。ごみになってしまうところだった食材の殻が、いにしえの雅な遊びに変身するところにロマンを感じます。

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