第14回みんなの美術展応募作品から
第14回みんなの美術展応募作品から注目した作品、気に入った作品を選びました。
須藤倖
文句無しに可愛い。羊毛の靴下を履く人間からのお返し感もあって、幸せのセロトニン効果が有りそう。硬質なセラミックとは思えないもふもふの質感表現が最高。
須藤倖
欠けた文を文脈から想像するには限界がある。キーワードが抜けていたら、書手の心情を誤解さえしかねない。会話でも受け手の理解や価値観の違いからの歪曲もある。言葉があっても間違いなく伝わると言うことはかなり難しい と、タイトルから追考させられる作品。
tete
狙い通りの残像効果がとても巧く表現出来ている。確かにリンゴが動いている!色も素敵。
なな
色の配置と細い線の効果的が緊張感があって美しい。色々と想像の余白があるミステリアスな魅力ある絵
あかり
ハッとする作品。表情や仕草が、少女期の驚きや困惑への強い興味と、戸惑いの様々な感情を強烈に表現。隠された秘密を暗示するウツギとの構成や袖口の濃赤も象徴的で、少女の眼差しの行方を深読みしてしまう。
森重沙佑莉
生の儚さと愛しさが美しく表現されている。複雑で薄作り可能な鋳込みであっても、これだけ情感に訴える作品を作る技術と感性にも感服。モチーフの配置が素晴らしい。
waga
強くて綺麗な色使いとパンチのある構図。ここから始まるようなファンタジーがあったら読んでみたい 今時受けする造語タイトルやモチーフ詰め込んでも、こんなすっきりと気持の良い1枚ができるのかと感心。
寺岡哲夫
硬質な半磁器で生き物の柔らかい曲線を上手に表現。背や腹部への幾何学的なパーツの釉薬濃淡での立体表現も美しい。何より楽しい作品。
渡邊
キラキラした欲求の表現。「欲求全開地図」。欲求度合や更に浮かぶ欲望を詰め込む陣取りに 浮き立つ気分までもが訴えてくる。良くも悪くも欲求全開は生きる力の起爆剤。俯瞰できる自己表現。アートとは描き手の感情表現。感じ、見出す感性がある所に存在する物かも。