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選考にあたり

ネットの画像だけで作品を選ぶのは、質感や大きさが分かりづらく困難であった一方で、作品全体の雰囲気やイメージを掴んで、自分の食指が動くのを素直に感じることができた。

そうして私が選んだ作品は、どれも何を表現したいのかを試行錯誤しつつも明確にし、観る者にある種の言葉を発しているものであった思う。
技巧やキャリアではなく、単に美しさを求めるのでもない。
ただそこに、作者の生々しさの残る感情や思考が垣間見れ、それがどのようなものであったかを問いかけてくる挑戦的なものばかりである。