第3回みんなの美術展応募作品から
第3回みんなの美術展応募作品から注目した作品、気に入った作品を選びました。
hplus
外形のシャープなカットに対し、内部に吹き込まれた大きな球形。そして、それを支えるかのように見える無数の気泡。小宇宙を感じる。
嶋口裕玄
祭囃子が聞こえてくるような勢いのある作品だ。背景の黒と、金のうねり。白と朱を散らして、祭りのイメージが漂よう。
risa
裏返った傘から、長い廊下の海に出航していく船。天井の灯りが灯台のように海を照らす。その先の扉の向こうには何があるのだろうか。透明感があり、奥行き感のある表現で、作品に吸い込まれて行くようだ。傘の黒が画面を引き締めている。
フジモトユタカ
土のようなマチエールに書き込まれた化学記号の様な暗号。中央を縦断する丸い記号群。わたしには地形図の様にも見える。作者だけにわかる何かの地図なのであろう。
悠アンヌ
実物を観ないと分からないが、写真だけ観ても形と色の構成が秀悦。楽しそうだ。
芝岡のりこ
古代の壺と首かざりがカラフルな背景に囲まれた作品。壷と飾りの描写が素晴らしく、存在感がある。対象的にカラフルな背景がリズミカルだ。
